林先生が初耳だったフランスパンのネタから/美味しいフランスパンの見分け方は?
林先生が知らなかった
「フランスパンは切れ目がないとおいしくない」
ことの理由を解説していきます。
林先生が知らなかったことを知る
…ということ、何か特別な嬉しさを感じますね。
切れ目がないと美味しくない理由…
それは、二酸化炭素がパンの中に溜まると固いため
切れ目がないパンと切れ目があるパンを
全く同じ大きさの生地で熱して実験すると
切れ目ありは….
熱を入れれば入れるほどどんどんふっくらと膨らんでいく
切れ目なしは…
実を言うともほとんど膨らまないまま固まっている
15分熱すると
切れ目ありと切れ目なしで見た目が大きく違ってしまう~
切れ目なし⇒固くて中々切れない⇒食感が固い
切れ目あり⇒かたくない切りやすい⇒ふんわり
切れやすさも一目瞭然でふっくら感が全く違くなるんですね。
なぜ切れ目ありのフランスパンがふっくら美味しいのか?
フランスパンは外がカリカリ、中がふんわりするのが大事なんですが
そのポイントは二酸化炭素にあります。
フランスパンは焼き上げる時にパンの内部に
二酸化炭素がたくさんたまってしまいます
切れ目を入れることで二酸化炭素を抜いているんです。
フランスパンのように外が固いパンはこの切れ目がない場合
二酸化炭素の逃げ場がなくなり充満してしまいます。
⇒すると小麦粉に含まれる糖分(グルテン)を固めてしまう
ため食感が固いパンになってしまいます
この切れ目こそフランスパン命で
中のふっくら感を産み出すものだったんです。
ちなみに美味しいフランスパンの見分け方は
中の二酸化炭素がまんべんなく排出される
切れ目が均等に入ったフランスパンがオススメ
【関連記事】こちらの記事もご覧ください。
タグ:林修